2015年9月アーカイブ

初期費用-01.jpg敷金・礼金・仲介手数料・・・・

家を借りる初期費用は高いイメージありますよね。

転勤で引っ越し。初期費用は会社負担、という企業も多いかもしれませんが、
いったん立て替えておかなければならないという声もよく耳にいたします。

そこで、今回は、賃貸物件の初期費用について解説していきます。
地方によって、かかる費用や名目が違ったりいたしますが
あくまで東京の居住用の賃貸物件のケースをご紹介いたします。
もちろん、物件によって差はありますのでご注意くださいね!

【前置きはいいから、結局いくらかかるの?】

長々と読んでられない!という方の為に、
結論から・・・

初期費用は、家賃の約5ヶ月分です。


例えば、家賃が6万円だと約30万という計算です。
それでは内訳を見てみましょう。

転勤の初期費用予想概算書引っ越し時の参考に.jpg

○敷金1か月
○礼金1か月
◎前家賃1か月+当月日割り家賃
◎仲介手数料1か月
◎火災保険料
○鍵交換代
という内訳です。
こちらの例は、比較的一般的なものですが、
敷金や礼金は物件によって増減することもありますので注意してくださいね。

さらに最近は、
連帯保証人ではなく、「保証会社」というシステムの利用が必須なケースが多くなっています。
保証会社利用料は設定料金が会社ごとに様々ですが、
概ね家賃1ヵ月分の30%~50%というのが多いようです。

【各費用の説明】


敷金


【敷金】

大家に預けておくお金です。
家賃の滞納があった場合等に使われます。
退去時に返金されますが、実際に返ってくる額は、補修・清掃費用が差し引かれた額になります。
敷・礼が「0・0」という物件も増えていますが、
敷金を支払っていないと退去時に補修・清掃費用を請求されることになるので注意が必要です。


礼金

【礼金】

大家に支払うお金です。礼金は敷金と違い退去しても戻ってきません。
大家さんは依頼していた不動産屋に、受けとった礼金相当分を支払うケースが多い為、
礼金を安くしてもらおうと交渉した場合、「2カ月分」→「1ヵ月分」になることはあっても、
「1ヵ月」→「0」になることは難しいのが現状です。
同じ理由で、敷・礼が「0・0」という物件は、
「書類作成料」や「契約補助業務費」などよく分からない別名目で請求されることが多いので注意が必要です

もちろん、空室リスクを低くする為に礼金を0にしている大家さんもいるので一概に言えませんが、
まだまだ「礼金1ヵ月」というのが一般的な風潮は続きそうです。

前家賃/当月日割り家賃

【前家賃/当月日割り家賃】

入居後の家賃は、「翌月分の家賃」を「前月25日までに支払い」という契約が一般的です。
ですから、例えば10/27に入居する契約をする場合
・10/27~10/31までの5日分の日割り家賃と、
・11月分の家賃
を契約時に支払う必要があります。
月初に入居する場合、最大2カ月分の家賃を支払わなければいけないこともあるので、
入居時期によって初期費用が変わってくるのでお気をつけください。

火災保険料

【火災保険料】
読んで字のごとく。火災保険です。正確には、家財保険に加入することになります。
1人暮らしの物件の場合、多くは1.5万円~2万円というのが一般的です。
ご存知でない方も多いのですが、保険ですので、実は色々な種類を選ぶことができます。
高級な家財をお持ちの方は、契約前にどんなプランがあるのか聞いてみても良いかもしれませんね。

鍵交換代

【鍵交換代】
こちらも読んで字のごとく。新しい鍵に交換する費用です。
鍵の種類にもよりますが、概ね1万円~2万円程度が一般的です。
防犯に対してあまり意識しない方は「鍵交換しない」という選択肢を選ぶこともできます。
※もちろん鍵交換が必須の場合もありますが。
初期費用をどうしても抑えたい方は、言ってみても良いかもしれません。

仲介手数料

【仲介手数料】
不動産屋に支払う手数料です。1か月分+消費税、というのが一般的です。
最近は、手数料無料、という広告もよく目にするかと思いますが、
・「書類作成料」や「契約補助業務費」などよく分からない別名目で請求される
・実際に不動産屋に行ってみたら、手数料0の物件はものすごく限定されていた
などといったトラブルも多いようです。
タダより怖いものはない、といったことろでしょうか。

その他

【その他】
良く耳にするようなシリーズものの物件は、管理会社が大手であることも多く、
「入居サポート費」などといった費用がかかる場合があります。

【まとめ】

まとめ


<◎必ずかかるお金/○おそらくかかるお金/●物件によってかかるお金>


○敷金
○礼金
◎前家賃1か月
◎当月日割り分
◎仲介手数料
◎火災保険料
○鍵交換代
●保証会社利用料
●その他

いかがでしたでしょうか。
転勤される方はもちろん、引っ越しされる場合の参考にしてみてください。

初期費用についてさらに質問したい方はこちら


塩村あやか-01.jpg転勤や進学で東京へ初めて住む方も多いのではないでしょうか。

前回に引き続き、地方から上京し、活躍するキラキラパーソンにスポットライトをあて「おススメの街」を教えてもらう企画をお届けします!

第二回のお相手は広島県出身、政治の最前線で日々奮闘する、東京都議会議員塩村あやかさん(世田谷区選出)。

強くて、優しい、そんな塩村さんの東京ライフをのぞいてみましょうー

塩村あやかさんプロフィール

塩村あやかさんプロフィール

広島県福山市出身。放送作家(オフィス・トゥー・ワン所属)として「シューイチ」「24時間テレビ」(日本テレビ)
「きょうのわんこ」(フジテレビ)、「夕焼け寺ちゃん活動中」(文化放送)など、数々の番組を担当。
2013年の東京都議会議員選挙で当選(世田谷区)。

東京都議会議員として、動物愛護、子育て支援等の政策実現に奔走する。

塩村あやかさんが住んだ街

塩村あやか01.jpg‐塩村さんがこれまでに住んだことのある街を教えて下さい‐

高校を卒業後、進学のため広島から上京し、文京区白山に住みました。たしか「カレッジスクエア」だったかな、そんな名前の学生マンションでした。

今思うと、白山はふるさとである広島の町並みに似ていたかもしれません。高い建物が少ない閑静な住宅街で、とても住みやすかったです。

あと東大が近かったから東大生が多かったですね(笑)当時はコンビニでアルバイトをしていました。

次は大田区糀谷に住み、羽田空港でアルバイトをしました。空港のアルバイトは時給が高くておススメです(笑)

そのあとは海外留学を経て品川区武蔵小山と戸越の中間くらいに住みました。

武蔵小山、戸越は日本有数の商店街があり、お買い物が楽しかったです。果物屋さんやペット用品屋さんがとっても仲良くしてくれました。

食べ物も美味しいお店が多く、1000円でおつりが来ておなか一杯になるのは、商店街の魅力の一つかもしれません。コロッケがとっても美味しかったのを覚えています。

今住んでいる世田谷でも、商店街の近くを選びました。色々な場所に住みましたが、住環境、緑の多さ、街の落ち着き、総合的に考えると世田谷が一番住みやすいですね。

塩村あやかさんの語る、世田谷の魅力

塩村あやか03.jpg‐世田谷の魅力を教えて下さい‐

騒がしくない、ガチャガチャしすぎない雰囲気がとても好きです。公園も多く、「豊かな生活」が送れる街です。

帰り道にちょっと景色を楽しんだり、休みの日は静かな環境で読書を楽しんだり、ふっと一息つける時間を与えてくれる街だなと思っています。

あとは色んな表情を持った街。

若い世代やカップルには「三軒茶屋」「駒沢大学」がいいかも。ちょっと一杯飲めるようなお店が多いですね。

ファミリー世代には、「奥沢」「深沢」の充実した住環境もおススメです。

「岡本」「喜多見」エリアもファミリー層に人気があります。

あとは区内全域に美味しいお店が本当に多い!(笑)

実はこれには理由があって、港区あたりの名店で修業した料理人の方が、世田谷区で独立しお店をオープンするパターンが多いんだそうです。とっても美味しいお料理が、お手頃に楽しめてとっても助かります。

それから、あまり知られてないんですが、洋服のアウトレットショップが商店街にあったりして驚きます。質のいい洋服が繁華街のショップに比べてお手頃で、時には掘り出し物があったりして、楽しいですよ。

それからなんと言っても人の温かさ。今住んでいるあたりからは小山台の商店街と、九品仏の商店街が近いのですが、よく利用します。

私は3時間時間が取れたら、商店街で買い物してお料理をするのが趣味なんですが、そんな時商店街は本当に心強くて(笑)

魚屋さんが「今日はいいのが入ってるよ」って教えてくれたり、一人分の分量に切り分けてくれたり、ちょっとおまけがついて来たり(笑)、商店街ならではの温かいサービスが嬉しいです。
あと八百屋さんで買うと、お野菜が肉厚。本来の味が楽しめて美味しいです。

子育て支援策の充実している世田谷

塩村あやか07.jpgそれから世田谷は、子育て支援策がとても充実しているので、家族での生活にもおススメです。

世田谷区の保坂区長は、しっかりと区政に取り組んでいてフットワークも軽く「会える区長」として区民からも親しまれています。

そんな保坂区長が先頭に立って勧める子育て施策は、全国に誇るものです。

フィンランド発祥のネウボラは、妊娠が分かった時からの切れ目のない育児支援のこと。保坂区長はそのネウボラに早くから注目していました。近く世田谷区にも世田谷版ネウボラが生まれると思います。

待機児童の問題が取りざたされることもありますが、そもそも待機児童数はカウントの方法が自治体で統一されていません。

例えば「入所できず親が育休を延長」「親が求職中」などのケースを数に入れるかは自治体判断に委ねています。

世田谷区はもっとも「厳しい数え方」をしているため、他の自治体との比較では待機児童が多めにカウントされてしまうのです。

もちろん、事実として保育園に入りたくても入れない子がいる現実は世田谷区としても重く受け止めるべきですし、その是正を急ぐべきです。

東京都福祉保健局の人口動態統計においても、世田谷区の合計特殊出生率は増加しており(子どもの数が増えており)今後益々子育て支援が進むことと思われます。

広島から東京へ暮らす方へ

塩村あやか06.jpg‐広島から東京に来る人にアドバイスをお願いします‐

私の故郷、広島県福山市は港町として有名で「崖の上のポニョ」のモデルとなったことでも知られています。モデルになったところは「鞆の浦(とものうら)」と言います。全国から観光の方がお越しになる人気
スポットになっています。

私が子供のころは、まさにポニョで描かれている田舎の原風景が広がっていて、よく田んぼに足を突っ込んでカブトエビを採ったりして遊びました。

日が暮れると近所に「つしま」という商店にお菓子を買いに行ったりして(笑)懐かしいですね(笑)

広島から東京に来る方へのアドバイスとしては、商店街を活用すべきってことです。

地方から来た方は分かるかと思いますが、商店街って都会の方が元気なんです。地方では大型スーパーの出店が進み、商店街は活気を失っています。

東京都心の商店街はまだまだ元気。「ALWAYS3丁目の夕日」で見るような懐かしい商店街も実は東京にかなり多いんです。

これも意外かと思われるかもしれませんが、夏祭り等の地域イベントも都心は盛ん。私の住む世田谷区でも夏は盆踊りやお神輿、冬はお餅つきなど、地域の行事が盛りだくさんです。そのような地域行事に積極的に参加すると
生活が充実します。

地方と違って都心では、隣に住む人の名前を知らなかったり、人間関係が希薄。だからこそ、商店街や地域行事に参加して横のつながりを作ると、いざという時も安心ですね。

あとは、物件の設備をしっかり見ること。

一度、トイレの前に立つと自動でふたが開く機能付の設備の物件に住んだことがあります。初めて見た時、ふたが開くのがとっても楽しかったんですが、いざ座ると便座が冷たい。

ふたが開くほど最新鋭なのに、便座がつめたいってどういうことっ!?と思って、何らかのスイッチを一生懸命探したんですが、結局便座が温まることはありませんでした(笑)

そういう内容は契約書には書いていないので、お部屋の内覧時にしっかりチェックが必要です。

ペットと暮らす、東京。

塩村あやか02.jpg‐塩村さんは都議会議員として動物愛護に力を入れています。ペットと暮らす方にアドバイスをお願いします‐

今は、子どもよりペットの数が多い時代で、ペット可の物件も増えてきていると聞いています。

私の経験上注意が必要なのは「日当たりの良すぎる部屋は要注意」ということです。

例えば、私は猫を飼っていますが、夏場の気温管理は本当に大切です。気温が上がりそうな日は部屋にエアコンを入れておきますが、停電でエアコンが止まるリスクを考えると、安心は出来ません。

猫は毛皮をまとっているわけですから、いざという時に日影が確保できるような物件を探すのがベターかと思います。

あとは「音」を気にした方がいいですね。犬も猫も、その鳴き声が近隣に響いてしまうとお互いにストレス。

ある程度「防音」を意識するとお互いに気持ちよく過ごせるかと思います。

都議会議員として、第一線で輝く女性として

塩村あやか08.jpgまず一番は「政治に興味を持ってほしい」ということです。

当然ですが、我々は税金を払っています。その使い道を決めるのが政治。今回のオリンピックの件もそうですが、行政は理不尽なお金の使い方が多すぎる。

どうかお金の使い方をしっかりチェックする政治家を選挙で選んで欲しいなと思います。

働く女性に言いたいのは「ON、OFFをしっかり切り替えて、自分の時間を大切にして欲しい」ということです。

私たちより上の世代の女性が、がむしゃらに頑張って岩盤をこじ開けてくれました。私たちはそれを引き継ぐものとして、これまでの女性に対する世の中の考え方を変えていかなければいけないと思っています。

私たちの層のレンジを厚くして、束になるためにも、権利を主張する時は主張して、しっかり自分の時間を確保してほしいなと思います。


「強く、優しい、東京」を実現するべく奔走する塩村さん。「政治にもっと興味を持ってほしい」と語る、まっすぐな瞳が印象的でした。

そしてさすがの知識量。都政のこと、世田谷区のこと、子育て支援のこと、動物愛護のこと、何を聞いても瞬時に情報を整理してわかりやすく解説してくれる、その回転の速さは圧巻の一言。

都議会議員として、そして輝く女性として、世田谷を拠点に活躍のフィールドを益々広げていくことでしょう!

広島県から引っ越しされる方はコチラ

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