転勤族がマンションを買うなら東京!?
転勤の多い家庭でよく聞く住宅の悩みの一つに、
“持ち家がない”
というものがあります。
「家を買った瞬間に次の転勤が決まる。」なんてことが、
“転勤あるある”で出てくる程、よくある話です。
その為、転勤が多いと資産が残らず、
今は良くても老後が心配、、、
子供になにも残してあげられない、、、
とお悩みの方も多いようです。
そういった環境でも持ち家が欲しいという転勤族の方に多いのが、
「のちに賃貸に出すことができるような物件を購入する」という選択肢。
マンションを購入し、自分達がいなくなった後は人に貸し、
またいつか戻ってくるときまで購入した物件を賃貸に出すことで資産運用するという形です。
その為、物件を選ぶ際も、自分達だけの好みだけでなく、
「駅から近い」など資産価値が下がらないような、
賃貸物件として条件のいい物件を探すようです。
そんな不動産運用を視野にいれた物件探しで、
立地もさることながら、もっとも悩むのが物件の”場所”です。
場所を決めるにあたって転勤族には、他の方に比べ選択肢が広いのです。
1)生まれ育った実家の近くの場所
2)転勤先で現在住んでいる場所
3)将来を見据えて、老後に住みたい場所
ざっと並べただけでも3つの選択肢があります。
いずれの選択肢にせよ、購入したマンションを賃貸に出す場合、入居者ががいなければ、この不動産運用は破綻して、重いローンと転勤先の家賃が二重にのしかかることになってしまいます。
最悪のケースを防ぐためにも、どこの場所に物件を購入するかは重要なポイントです。
そこで今回は【都道府県別賃貸用住宅の空室率ランキング】で比べてみました。
出典:HOME’S 不動産投資
1位沖縄県(11.70)、2位東京都(14.50)、3位佐賀県(15.70)。
45位長野県(27.70)、46位山梨県(28.20)、47位福井県(30.10)。
なんと一位は断トツで沖縄県。
総務省の住宅・土地統計調査によると、
沖縄県内の住宅ストック総数に占める賃貸住宅の割合は 49%であり、
全国平均の 36%を大幅に上回っている。
沖縄で空室率が低い理由として、
住宅の半分以上が賃貸物件のため、流動的に人が動き続けるという点や、出生率が高く若年層の持ち家率が低いことがあげられます。
更に、沖縄は出生率が高く、県民の人口が増加傾向にあることも要因の一つのようです。
(沖縄人口増加率全国2位 0.44% 全国平均?0.17%)
そして2位が東京都。
予想通りという感じなのではないでしょうか。
東京都の空室率の低い要因としては、何よりも人口密度であると考えられます。
小さな東京に全国各地、ひいては海外からも人が集まって生活しているため、常に住まいの需要がなくならないようです。
また、沖縄を超える人口増加率がも要因にあげられます。
(東京都人口増加率全国1位 0.53% )
空室率の観点で見れば、不動産投資は、東京の物件を購入するのが堅そうです。
東京に転勤してくる方は、これを機にマンションを購入し、ゆくゆくは賃貸マンションとして不動産運用をするという手も選択肢にいれてみるのも良いかもしれませんね。
参考:沖縄県・隠れた賃貸住宅投資先進地 – 日本不動産研究所
人口推計(平成25年10月1日現在) – 総務省統計局