痴漢に遭いたくない人はどこに住むべき?!

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今回は女性の天敵である痴漢に遭わないためには、

どこの沿線に住むべきなのかを検証していきたいと思います。

痴漢が多い路線は?

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痴漢が多いという話で有名な埼京線ですが、意外なことに現在は埼京線の更に上をいくのが中央線なんですね。
埼京線は近年、車中に防犯カメラを設置したりと痴漢対策をとっているため、その効果が少し現れているのでしょうか…
上のグラフから読み取れることをみていきましょう。

◆混雑率の高い電車は痴漢が多い!

電車混雑率ランキング.JPG

痴漢摘発件数ランキングと、電車の混雑率のランキングを見比べていただくとわかると思いますが、
痴漢摘発数10位以内の路線が、混雑率10位以内に6路線も入っています。

人間の心理的には混んでいれば混んでいるほど、痴漢をしてもバレにくいと思い犯行に及んでしまうのでしょうか。
それとも混雑率が高ければ高いほど、人と密着するので痴漢をしたくなってしまうのか。
さすがに痴漢の心理はわかりませんが…

ちなみに、10位以内に入っていない山手線・京王線・西武線も、
関東圏84路線中、35位以内にはすべてランクインしています。

予想通りというべきなのか…やはり混雑率の高い電車に痴漢は多いようです。
なので、痴漢に遭いたくなければ混雑率の低い電車に乗ることで回避はできそうですね。

◆長距離・長時間走る電車は痴漢が多い!

中央線を始め、埼京線もその他ランクインしている電車も、
神奈川・埼玉・千葉と郊外のベッドタウンから長い距離を走ってくる路線です。

長い距離を走る電車=乗車時間が長くなるので、
日課とはいえ、毎日毎日長い時間満員電車に揺られることで、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、
ついつい痴漢をしてしまった…なんていう方も中にはいるのではないかと思います。

実際に電車内で痴漢をしてしまった方のインタビュー結果の統計をご覧いただくとわかると思いますが…
痴漢をしてしまった方は、前々からその女性に目を付けていたわけではなく、
偶然近くにいた女性に目を付け、痴漢をしてしまったという方がサラリーマンに限れば約60%にも及ぶそうです。

痴漢防止研究会表.JPG

痴漢というのは計画的に行われることではなく、
突発的にしてしまう方のほうが圧倒的多いようです。
もしかするとストレスと痴漢にも密接な関係があるのかもしれないですね。

◆地上を走る電車は痴漢が多い!

ベッドタウンから長い時間超満員で走ってくる電車が多くランクインしていることを前提に考えると、
そのほとんどが東京の真ん中を走り、距離も比較的短い地下鉄で痴漢被害が少ないことは理解できますね。


しかし混雑率や、長距離以外にも各線が共通していることがあります。
それは地下ではなく地上を走る路線ということです。

唯一地下を走る東京メトロ東西線も、東陽町~中野までは地下を走りますが、
西船橋~南砂町までの約半分は地上を走ります。


“地上”と”地下”の1番大きな差は、車窓からの景色があるかないか…ではないでしょうか。
車窓の外に景色があることによって、人の視線の多くは外にいくことが多いと思います。
しかし、逆にただひたすらに暗いトンネルの中を走る地下鉄では、窓には反射した人の姿ばかりが映ります。
そのため外に視線がいきづらく、比較的に多くの視線が電車内に集まりやすくなりますよね。

電車内に視線が集まりやすくなるということは、痴漢にとっては発見されるリスクが高まりますので、
地下鉄は比較的痴漢が起こりづらくなっているのではないでしょうか。

実際に電車内の中づり広告の金額を比較するとわかりますが、
JRよりも地下鉄の方が圧倒的に高く、倍以上の差があります。

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この金額の差からもわかるように、地下を走る電車の方が広告宣伝効果が高い=見る人が多いということがわかりますね。

痴漢回避のためには地下鉄利用が最高?

上記3点の理由から考えると、
痴漢に遭わないためには『混雑率が低く、走行距離の短い地下鉄で通勤・通学をする』と良いという結論になりますね。

しかし通勤・通学の時間帯に混雑率の低い電車はありません。
もちろん地下鉄の混雑率も否めません…が、
都内の電車で混雑を回避するためには、完全に通勤・通学ラッシュの時間帯を避けなければならないということになります。


会社勤めをされている方も、授業の開始時間が決まっている学生さんも、
そんなことはできないと思うので現実的ではないですね。
なので、せめて走行距離と人から発見されづらいという2点を回避できる地下鉄を利用して通うのが良いのではないでしょうか。

痴漢に遭わないためのオススメ路線はここ!

今回はあくまで公に数字の出ている、痴漢摘発率を参考に記事を書いたので、
実際にはもっと多くの方が被害に遭われていると思います…。

絶対に痴漢になんて遭いたくない!という方は、地下鉄沿線に住むことをお勧めしますが、
勤務先・学校まですべて地下鉄だけで乗り継いで通える場所となると、山手線の内側の地域がほとんどです。
山手線の内側といえば、東京都内でも家賃の相場が1番高いと言っても過言ではない地域なんです。

家賃が高い狭い家に住むのか…家賃が安く広い家に住むのか…
どちらを選ぶかにもよりますが、

人気路線の田園都市線は『渋谷~二子玉川』までは地下を走りますし、

痴漢摘発率も低いのでオススメの路線です。

年頃の娘さんがいらっしゃる家庭や、
毎日満員電車で通勤・通学をしなければならない女性は、
お部屋選びの際に今回の話を参考にしていただき、条件の1つとして考えてみても良いのかもしれませんね。

痴漢を回避したい方はこちら

 

参考

沿線格差 首都圏鉄道路線の知られざる通信簿
首都圏鉄道路線研究会:著

警察庁 電車内の痴漢防止に係る研究会の報告書

JR東日本交通メディア

メトロアドエージェンシー