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家族で引越しする方必見!家族が選んだ真の“住み続けたい街ランキング【首都圏】”

東京暮らしでは、進学による上京や単身赴任、家族と一緒に東京転勤、又は同棲や出産等のライフステージの変化による引越しのお手伝いをさせて頂くことが多いです。

物件を探すエリアを決める時、皆さんは何をもとに判断していますか?①過去に住んでいた又は使用していた何かしらの由縁がある街等?それともメディア得た街の情報?はたまた周りの友人から得た情報等でしょうか。そうして決めたエリアが自分のライフスタイル・ステージにとってベストかを判断するのって難しいですよね。

以前あそこに住んでた時は一人暮らしだったし、
話を聞いた友人はまだ子供もいないな…

そこで今回は、ライフステージの中でも『子どもと暮らす家族が選んだ“住み続けたい自治体ランキング” 』を紹介!ライフステージによってどれだけ変わるのか比較するために、シングル男女のランキングも合わせてみていきましょう。住みたい街ランキングは実際に住んだことがない人がイメージで投票することも多いのですが、住み続けたい街ランキングは実際にそこに住んでいる上に、住み続けたいと思える街なので、自治体における子育てへの理解や補助、教育環境や治安等、もっと現実的な意見が反映されていると考えられます。家族で東京(首都圏)に転勤してくる方、子どもが出来て引っ越しを検討している方は必見です。

住み続けたい自治体ランキング2022

【夫婦+子ども】

順位

夫婦+子ども

シングル男性(39歳以下)

シングル女性(39歳以下)

1位

東京都中央区

東京都武蔵野市

東京都武蔵野市

2位

神奈川県三浦郡葉山市

東京都目黒区

東京都目黒区

3位

東京都目黒区

東京都千代田区

千葉県浦安市

4位

東京都武蔵野市

東京都渋谷区

東京都国立市

5位

東京都渋谷区

千葉県浦安市

東京都渋谷区

6位

神奈川県逗子市

埼玉県さいたま市北区

東京都文京区

7位

千葉県浦安市

神奈川県横浜市青葉区

神奈川県横浜市西区

8位

神奈川県横浜市西区

神奈川県相模原市緑区

神奈川県横浜市中区

9位

埼玉県さいたま市大宮区

埼玉県さいたま市南区

神奈川県横浜市都筑区

10位

埼玉県さいたま市浦和区

東京都港区

神奈川県鎌倉市

※「SUUMO住民実態調査2022年首都圏版」調べ

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ライフステージ別に大きく違う結果に

シングルと家族、又性別でも大きく違う結果になっています。

武蔵野市・渋谷区・目黒区・浦安市は3つのランキング全てにランクインしていて、人気の

エリアなのが見て取れますが、上記で黄色の自治体は、シングル男女共にランキングに入っていないものです。これを見ると、ライフステージの変化によって住むエリアを変える検討をするのも自然なことと言えます。各ステージに人気なエリアは過去にみなさんも多く情報を目にしていることが多いかと思いますので、ここでは、【夫婦+子】のランキングのみにランクインしている自治体をみていきましょう。

 

1. 東京都中央区

中央区の行政による子育て支援は勿論充実していますが、他にもっと手厚い区があります。児童待機数も少なくはありません。中央区が一位になった理由はなんでしょうか。

東京都中央区に住む人の声

 

東京都中央区に住む人からは「子育て支援の充実さ。街のステータス、銀座や東京駅が近いのでアクセスしやすい」(女性・31歳)、「交通の便が良い。幼稚園なども含め乳幼児向け施設が充実している」(男性・48歳)、「都心である。自家用車がなくても生活に困らない。子育て世代が多く、多様性がある」(男性・48歳)といったコメントが寄せられた。

 

抜群のアクセス!

 

東京都中央区の一番の利点はアクセスの良さ!中央区は東京駅東側から隅田川まで、北は神田川、南は勝どき・晴海の臨海エリアまでとなっている。東京駅周辺は新幹線を始めとし、電車・バスと各主要な場所からのアクセスが抜群です。地下鉄の駅も中央区内に多く、家の最寄り駅として路線の違う3駅が使える等、乗り換えなしで首都圏の大抵のエリアにアクセスできます。そのため通勤の便だけでなく、家族で旅行にいくにも気軽にどこでも行けるのが人気。都心で生活すると常に渋滞がつきまとうため、それに悩まされずにどこへでも気軽にいけるのは大きな利点です。

その分家賃も他の23区内に比べると高いですが、都心6区内3LDK家賃相場でみると第4位。通勤のストレスや時間を削減し、家族と過ごす時間を多くとると思えばリーズナブルといえるようです。

 

ファミリーに嬉しい環境、子育て支援

 

また、神田川や隅田川に囲まれていることから都心に住んでいながら、すぐに自然を感じられる環境があるのも魅力。遠くまでいかずとも公園や家族向けのレジャー施設もあります。

 

子育て支援も30項目以上あり、1番充実している区ではなくとも、十分ということのようです。

私立幼稚園就園奨励費補助金等、緊急一時保育援助事業、育児支援ヘルパー

休日応急診療所が複数設置、子どもの居場所(プレディ)づくりの推進 他多数

 

こうしてみると総合的にバランスがいい自治体だということがわかってきました。家賃が安く子育て支援の多いエリアとなると、両親の通勤にかかる負担が大きく家族で過ごす時間が少なくなる。待機児童数の少ない賃料のもっと高いエリアとなると経済的負担と近隣に家族連れが少なく住みづらさを感じるデメリットも出てきます。様々な要因を加味すると共働きの夫婦には理想的な場所といえるのかもしれません。

 

2&6位. 神奈川県三浦郡葉山市・逗子市

美しい自然、治安の良さ子育て環境に文句なし

首都圏に住んでいない方でも葉山逗子という名前を一度でも聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。都心から1時間程度の場所にあるのに綺麗な海と山が存在し、自然にあふれた美しいエリアです。特に葉山町はSNSを使った町のPRが特徴的。フォロワーは25000人以上と自治体の公式アカウントとしては異例の多さでしょう。全国から注目されている逗子・葉山町エリア。注目が集まる理由は「美しい自然」「親しみやすさ」にあります。葉山町では自治体の規模のコンパクトさによって密着した子育て支援も行われています。御用邸(天皇の別邸)が葉山にもあり、小さいエリアながら警察署の規模も大きく、パトロールも頻繁に行われていて治安の良さ抜群です。

 

駅がない?!都心からも一時間以上。海の近くならではのデメリットも

葉山町内には駅がありません。京急エアポート線に逗子・葉山駅という駅がありますが、これも逗子駅の向いにあり、逗子市内にあります。そのため、都心へ電車で通勤するとなるとバスや車を使って逗子駅に向かいそれから電車に乗ります。徒歩で駅まで行くことも可能ですが、葉山町の一番逗子駅に近いあたりでも徒歩20分程度かかります。逗子駅から東京までは乗り換えはありませんが一時間三分。駅から家までの時間を考えると最低でも一時間半程度。毎日のことと考えると少し尻込みしてしまう距離です。

また、海の近くということもあり塩害や夏には海を訪れる人々による混雑の影響を受けます。

夏になると逗子駅から葉山方面のバスには行列。海に向かう人たちで道路も渋滞。

美しい自然の中で穏やかに安心して子育てができる葉山町・逗子エリア。ただし、都心への通勤が便利だとは言えない立地です。週五回都心に電車通勤する方には少しハードルが高そう。車通勤の方や横浜や横須賀、湘南等近隣で仕事をされている方には最高の場所ではないでしょうか。

 

&10. 埼玉県さいたま市大宮区・浦和区

 

埼玉で人気のエリアの二つ!都心へのアクセス抜群

大宮は「東京」に次いで、全国第2位の規模の駅。東京から東北地方と信越地方を結ぶ路線の分岐点であり、交通の要所として知られ、JRは新幹線(東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸)、在来線は京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、川越線、さらには東武鉄道野田線、埼玉新都市交通ニューシャトルと、13路線が乗り入れる。東京都内の基本的な主要都市には乗り換えゼロでアクセス可能。又、大宮始発の電車もあり、通勤時に座って通勤できるのも魅力です。

浦和はというと、宇都宮線・高崎線、京浜東北線、湘南新宿ラインと、JR4路線が乗り入れ、「東京」には最短25分、「新宿」には最短21分。また神奈川方面や北関東にもダイレクトにつながり、交通アクセスは申し分ないと言える。

 

待機児童0!埼玉県随一の教育力の高さでも有名

さいたま市は子育て支援で有名です。さいたま市では待機児童をなくすために力を注ぎ、現在では待機児童0人という統計が出ています。そうした子育て支援によって014歳の転入超過数が7年連続で全国第1位となっており子育て世代から選ばれ続けています。

教育にも非常に力を入れていることでも有名で、それを証明する一つにさいたま市の中学3年生の英語力が全国1位という実績も。(「令和三年英語教育実施状況調査」調べ)これはさいたま市が行っている小学校1年生~中学校3年生までの9年間一貫して英語を学ぶ「グローバルスタディ」が賜物ではないでしょうか。特に浦和区は文京都市としても有名です。その証拠に埼玉県の進学指導重点推進校の男子女子トップの高校が浦和に存在します。

都心へのアクセスがいいとはいえ、物理的距離があるのは事実。都心に比べて住居費も抑えられのも人気の理由の一つです。都内とは違い、車を所有することも難しくありません。

 

悪い点を挙げるとすると、東京から近くのベットタウンとして発展し、人も増え続けている反面、学校や保育園で関わる人数も他の場所より多くなるため、そうした人間関係に煩わしさを感じる人には住みずらい街ともいえそうです。又、両メイン駅共に栄えていて便利というのは、人の往来が多く治安への心配が残るとも言えます。特に大宮駅周辺は夜の繁華街もあり、子どもだけで歩かせるのは不安になる方もいるのではないでしょうか。ただそうしたメインの駅周辺を避ければ、治安も比較的いいとされています。

 

 

まとめ

ライフステージ別で住み続けたいと思う街がこんなにも違うのには驚きですね。街の雰囲気同様に、自治体にもそれぞれ個性がありました。

 

エリアを検討しているときに、実際に気づいていなくても見えないファクターが無意識に働いて判断を下していることが多々あります。これは、接触頻度の高いもの程、好感度が高くなるという心理作用です。①経験上使用したことがある街、そして➁メディア又は➂人から聞くことの多い場所は、好感度フィルターを通していいと錯覚しやすくなるということです。企業がマケーティングをする原理ですね。また、実際に➂そのエリアに住んだことのある友人や知人から聞いた情報は有益で役に立つものばかりですが、そのエリアに住んでいる人は上記の心理作用によって、そのエリアが更によく見えているのも事実です。この記事が新しい視野を広げ、最良の場所を見つける助けになったら嬉しいです。

 

首都圏全域を網羅する東京暮らしではお一人お一人の家族構成やライフステージに合わせて、地域密着型の不動産屋さんではできない公正な目で住むエリアから一緒に探します。

ライフステージの変わり目、子ども連れでの東京転勤等でお悩みがある方はお気軽にお問合せください。

 

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参考URL

SUUMO東京都家賃相場

https://suumo.jp/chintai/soba/tokyo/

葉山町

https://www.town.hayama.lg.jp/soshiki/ikusei/6/3/index.html

文部科学省 令和3年度「英語教育実施状況調査」の結果について

https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1415043_00001.htm

さいたま市 データからみるさいたま市

https://www.city.saitama.jp/006/007/002/013/p051309.html

さいたま市 子育て・育児

https://www.city.saitama.jp/007/002/index.html

中央区 

https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/shien/index.html