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【競争率が一番高い?!】3~4月の部屋探し攻略法

つい最近お正月休みを謳歌したと思ったら、2023年もアッとゆうまに2月ですね。既に来年度からの就職・転職先や進学先が決まり新生活の準備を始める方も増えてきています。素敵な部屋で新生活をスタートしたいですよね。そこで、今回は部屋探しを始めるベストな時期についてみていきましょう。これはエリアによっても違いがでると思いますので、ここでは首都圏でのスケジュールをもとにお話しします。関東圏にお引越しする方必見です!

 

34月の部屋探しは大変?!

日本では、4月に新学期や新年度のスタートすることが一般的。そのため、他の時期と比にならない程、その時期の引越しの数が多いこの時期は“売り手市場”。不動産屋や大家、更には引越し業者が有利に事を進められるのです。

例えば、、、

◆家賃相場の金額が高くなる→それでも借り手が見つかる

◆審査が厳しい→沢山の人の中から借り手を選べるので、少しでも内容がいい人に貸したい

◆スピード命→入居してくれる日が近いほど大家さんに入るお金が増えます。そのためすぐに契約・入居してくれる

◆引っ越し費用が2.6倍!→月別引越し料金相場は、1120,0003450,000

3人家族の家財量4トントラック1台分、新居まで50㎞一日で作業が終わる引越し

 

・不動産業者や引越し業者の対応力が落ちる→お客さんを多く抱えているこの時期は、一人のお客さんに対する比重(時間)も価値も低くなっている。

 

こうした状況下で要望が多かったり、クレームが多かったり、返信や動きの遅い人は容赦なく切り捨てられたり、後回しにされたり、いい物件が回ってこなくなりますよね。その人たちを対応する時間でスムーズなお客様の契約を取る方が早いと考えられるからです。

 

 

それじゃあ2月から部屋探しをすればいい?

ここまで読んで、それなら三月より前に部屋を決めればいいのね!と思った方も多いのではないでしょうか。答えはYesでありNoでもあります。

ここで忘れないでほしいのが、不動産は水物だということです。

「今だと時期が早すぎるからポータブルサイトで気に入った物件を保存して、来月見に行こう」……残念ながら100%見に行けないでしょう。自分がいいなと思うような条件のいい物件は他の人も同様にそう思っていることが多いです。自分が時間をおいている間に他の方に決まってしまいます。よく不動産会社が契約をとるためにそう言っているだけとう記事も目にしますが、残念ながら繁忙期は事実のことが多いです。

また、新着物件であっても「出てすぐに来週見に行く予約をしたのに、見に行く前に他の人に決まってしまっていた」ということも珍しくありません。

 

部屋を決めてから入居日まで基本的に2週間程度。上記で述べたように空室期間を長くするくらいなら、それよりも他に早く入居してくれる人を探した方がいいという大家さんの心理です。仮に、210日に部屋を決めたとしたら224日から家賃が発生します。3月末や4月頭に引越しを考えている方は約一カ月分多く家賃を払うことになります。1か月分家賃を多く払うことが問題ない方は2月に引越すことをおススメします!(詳しい解説は後述。予算を変えずに2月に引っ越す裏ワザ)

しかしそれが難しい方はどうしたらいいのでしょう?

住んでないのに家賃を払わなきゃいけないなんてひどい!

それでは実際のスケジュールを見ながらひも解いていきましょう。

34月部屋探し攻略法

結論から言うと、部屋探しにかかる期間は引越しに必要な手続きや荷造りなどを考慮すると全部で1か月~1か月半程度です。この中でも、部屋を実際に見に行く内見・申込~契約・入居(賃料発生日)までは通常1.5~長くても3週間程度ですが、繁忙期は1週間~2週間半程度。先程の例を考えると、申し込み後に通常約2週間で入居のところを1か月以上先にしてほしいというのは無理があるということも納得ですね。いくら気に入った物件が見つかっても、もし少しでも余分に家賃を払いたくない場合は、諦めて適切な時期に新しい物件を探しましょう。

1.       入居日が変えられない人用

会社の家賃補助規定や転勤における社宅規定等、又はその他の理由どうしても入居日(賃料発生日)が変えられない方はこちらです。

 

41日入居で部屋を借りたい場合の理想的なスケジュール

 

例:入居日 41日の場合

内見日を318日に設定

~3月頭 ①エリア決め・エリア内の物件を検索し賃料相場等を確認。

3月11日~ 物件情報をこまめにチェックし、気に入った物件の内見の予約をいれる

3月18日 内見し、申込を入れる

3月25日 契約

4月1日 引越し&賃料発生開始

 

上記図での「部屋探し」とは家賃等の条件から新しい部屋を見つける場所を決め、その上でそのエリアの物件をポータブルサイトで探したり、不動産会社に探してもらう時期のことをいいます。この期間の長さに幅があるのは、部屋探しの条件がどこまで決まっているかで大きく変わるからです。前述の例でも部屋探しの期間のスタートは書かずに3月頭までに部屋探しを一通り終えていることを前提としています。

例えば、今住んでいる駅で少し広めの部屋に引越しをするだけであれば、エリアも確定している上にそのエリアの家賃相場もわかっているので、ポータブルサイト等で出ている物件の中から自分の条件にあった部屋を見つけるだけなので早ければ1週間程度で見つかるので、3月上旬から部屋探しをスタートでOK

 

一方、進学や就職・転勤等で新たな街で新生活を始めるとなると、土地勘がない中どこで部屋を借りるのかを決めるのが一番難しいですよね。職場や学校になるべく近いのがベスト、でも家賃が高すぎる、又は学校や職場に近いだけで住むには不便…。通勤・通学時間から絞り込んだ後に、家賃相場が自分の条件にあっているか、また生活する上でスーパーやコンビニ、学生であればアルバイトが出来そうな場所があるか、治安は大丈夫か、騒音はなどなど考えるとキリがないですよね。その為、エリア選定をして実際に部屋を探すのに1か月以上かかる方もいらっしゃいます。

どの程度ご自身がリサーチしたいかによりますが、東京暮らしにお問い合わせ頂ければこちらで希望条件を伺ってエリアを物件とともに紹介しますので、1~2週間あれば問題ありませんので2月終わり、又は3月頭からの部屋探しで大丈夫です。不安だからエリアだけでも早めに相談して決めたいという方もいらっしゃいますので、2月初めにエリアのご相談でももちろん大歓迎です。先にエリアを決め、内見が近まる3月に入ってからお送りさせて頂く新着物件情報から内見したい物件を決めましょう。

地方からくる場合1日で多くの内見を出来ないとホテル代等コストがかかってしまいますが、各物件に問合せて内見のスケジュールを調整するのは至難の業です。その上繁忙期であるこの時期は各不動産屋も忙しいため、いつも以上に希望の時間通りに内見予約ができないことも多いです。東京暮らしでは、全ての物件を弊社であなたの希望に合わせてスケジュールを組んでご案内します。スピード命のこの時期のお引越しで無駄な時間とコストを削減しましょう!

東京暮らしに相談してぴったりなエリアを見つけて、まとめて案内してもらえる!

2.できる限りいい部屋をいい条件で借りたい人用

ここまで不安をあおるようなことをお伝えしましたが、安心してください。ここからは費用を抑えて2月に引っ越す裏ワザをお伝えします。

 

A)入居日(賃料発生日)はどうしても変えられない場合B)いい物件を抑えたいから入居日(賃料発生日)が早くてもOKな場合の2つで対策が変わってきます。

 

  1. フリーレント付きの物件をみつける

内見する日を入居日の2週間前に確定させて、内見日より1週間前からのみ物件を細かくチェックして、見に行く物件に問合せをする。

これは、先の物件探しで話したようにエリアを決め、エリア内で条件に一致した物件があることを事前に把握していることが前提です。

例:入居日 41日の場合

内見日を218日に設定

2月頭~ ①エリア決め・エリア内の物件を検索し賃料相場等を確認。

211日~ 物件情報をこまめにチェックし、気に入った物件の内見の予約をいれる

218日 申込を入れる

34日 賃料開始(3/44/3までフリーレントで家賃無料)

3月末 引越し完了

 

 

ポイントはエリアと探す部屋の条件が決まったから内見の1週間前までの間、物件情報を見るのを潔くやめることです!すぐに見に行って申込みが出来ないのに、問い合わせて物件がなくなりました等の連絡を受けるたびに意気消沈したり、いい物件が見つからないのでは…と焦りがでて正常な判断を難しくします。その間に物件をチェックしていなくても、内見一週間前に物件情報をチェックするだけで、今現在募集中の物件は全て確認できます。設定した内見日に3~4部屋をまとめてみるのがおススメです。同賃料帯であれば3~4物件みれば、部屋の比較をして自分に合った物件を見極めることが出来ます。この方法が、時間も無駄にせず、精神的にも落ち着いて結果的にいい部屋探しができます。

 

デメリットとしては、フリーレント付きの物件の中からしか物件を選べないという点です。

 

  1. 2月に借りて1か月分多く家賃を払う

1か月分家賃を無駄に払うなんて損だ!」と思う方も多いと思いますが、実際に計算してみましょう。

 

仮に6万円のお部屋を二年契約で借りるとして、1か月分多く払っても、月に換算すると月々2500円程度。それならば最初から家賃の予算を2500円下げて探すだけですよね。3~4月は家賃も高めになっていることを考えると家賃の予算を下げて2月に物件を借りても3月に元の予算で見つけられる部屋のレベルと変わらないなんてことも。

 

更に、引越し業者を使う場合は引っ越し費用で家賃1か月分の家賃以上の安くなることも一般的。

 

【引越し相場】

 

2月中旬

3月下旬

差額

一人暮らし(長距離100㎞)

\25,000

100,000

75000

家族(長距離100㎞)

170,000

550,000

380,000

これが2月に部屋探しをすることで、実はよりお得によりいい部屋探しが出来るというトリックです。こうなるとフリーレント付きの物件だけに絞る理由もないです。

 

この場合、注意してほしいのが「この物件もいいけど、明後日見る予定の物件もまだあるし、まだ実際に時間あるから無理しなくてもいいか….」と結論をズルズル先延ばしにすることです。競争が激しくなり物件探しの難易度が上がる繁忙期を避けるために、2月に内見に行っているのに結論を先延ばしにした結果、他の人に取られてしまっては本末転倒です。その結果、3月の繫忙期に食い込んでしまうなんてことも。ご自身の条件とそれまでに見た物件情報を加味した上で最適な部屋を見つけたら、同日にその物件と合わせて3物件程度まとめて内見してください。同条件で見つかった他の物件と比べてみることで、その物件が本当にいい物件か納得して決断できます。人間の記憶は日を追うごとに薄れてしまうので、同日にみることでより正確な比較が可能です。

 

まとめ

3~4月の繁忙期は新生活の引越しが多く、初めてお引越しをする方が多いです。初めての引越しをするとなるとわからないことだらけで、丁寧に説明をしてもらったり相談に乗ってもらいたいのに、繁忙期で忙しい不動産屋さんに邪見に扱われるという話を毎年聞き、同じ不動産業者として悲しくなります。

以前、専門学校卒業を控え東京で就職が決まり上京してくる方から東京暮らしにご相談をもらい、部屋探しをお手伝いさせて頂きました。その際、学校内に同様に上京してくる友達が部屋探しで不当に扱われていたようで、弊社のお客様の部屋探しの話を聞いたその学校の生徒10人以上からお問い合わせを頂き、同じ年にお手伝いをしました。学生たちのリクエストでこの年以降、年に一回専門学校でお引越しの知識やコツについての講演会をすることになりました。繁忙期で忙しい、その上単価が低いからと言っても全ての方にとって部屋探しの重要性は一緒です。初めてな上に地方から引っ越しで、不動産屋さんに軽く扱われてしまうことを少しでも避けるために必要な情報を持っておくことは重要です。一番難易度の高いお引越しが記事を読んで少しでも楽にできることを願っています。

次回は、繁忙期にいい部屋を勝ち取るための引越しを円滑に進めるため、知っておきたい引越しまでに必要な手順と各段階で知っておくと役立つ知恵について更新します!

お問い合わせはこちら

 

参考

国土交通省 令和2年度における大手引越事業者6者の引越件数

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mlit.go.jp/common/001447101.pdfl

国土交通省 引越時期の分散に向けたお願い

https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr4_000022.html

引越しペディア 月別引越し料金相場~引越し業界の閑散期と繁忙期まとめ

https://hikkoshi-pedia.com/yen/2885/