今回は、転勤者の多くの方が気になる、通勤時間を比較してみました。
家賃が安いエリアに住むと、職場から離れてしまう、
という悩みをお抱えの方も多いと思います。
実際に何分かけて通勤しているのか、データを見てみましょう。
このデータは、自宅と職場が同じ場所にある人や仕事を休んだ人を除く、
実際に通勤した人の往復通勤時間の平均です。
※社会生活基本調査から
1位は千葉県の96分。
神奈川、埼玉、奈良、と続いて東京は88分。
往復のデータなので片道に計算すると、
東京に転勤した時にかかる平均通勤時間は44分となります。
全国平均は72分なので、片道だと36分。
東京に住んでいる人は、全国平均よりも片道8分間、
通勤にかける時間が長いようです。
またこのデータはサラリーマンの他、パートやアルバイトの通勤時間も含まれるので、実際には44分よりも長い時間をかけて通勤しているかもしれません。
東京よりも、千葉・神奈川・埼玉の方が通勤時間が長いのは、
周辺のベッドタウンから都心に時間をかけて通勤する人が多いのでしょう。
関西圏で、大阪よりも奈良の方が通勤時間が長いのも、同じ理由だと考えられます。
では、片道44分の通勤時間でいける場所はどんなところでしょうか?
【新宿~八王子】34分/JR中央線(中央特快)
【新宿~町田】29分/小田急小田原線(快速急行)
【渋谷~横浜】26分/ 東急東横線(特急)
朝のラッシュ時などはもう少し時間がかかるかもしれませんが、
意外と短い時間で東京の端から都内までいけるのです。
乗換がなく、急行や快速などに乗れる駅であるという条件はつきますが、
東京の端からでも十分、平均時間の44分以内で通勤が可能ということです。
転勤して東京23区の家賃が高くて悩んでいた方も、
市部なら平均通勤時間内で通えることができ、
23区よりも比較的安い賃料で住むことができるので、
検討してみるのも良いかもしれませんね。