東京オリンピック開催決定の影響もあり、東京都心各地で再開発が進んでいます。
商業都市並びに住宅地、公共交通機関の整備等が進められており、東京に転勤してくる方々にとっても以前より住みやすい街になっているのではないでしょうか。
アベノミクスによる経済成長などが重なった影響か、
東京都内の路線価が6年ぶりに上昇していました。
2014年分の最高路線価
(1平方㍍当たりの単位千円、カッコ内は対前年変動率%、順位は税務署別)
東京国税局が1日発表した東京都内の2014年分の路線価(1月1日時点)は、前年比で平均1.8%上がった。
変動率がプラスとなるのは08年以来6年ぶり。商業施設やオフィスが集積する新宿や銀座など都心部で特に上昇が目立つ。
景気回復や20年の東京五輪への期待感が地価を押し上げているようだ。
都内の税務署管内ごとの最高路線価は48地点のうち47地点で上昇した。5%以上のプラス地点は昨年の1地点から14地点に増えた。
青梅税務署管内の1地点が横ばいで、下落地点は08年以来6年ぶりにゼロとなった。
都内で最も路線価が高かったのは、中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」で、1平方メートルあたり2360万円と9.7%上昇。29年連続で全国最高路線価となった。
銀座には16年11月に森ビルやJ・フロントリテイリングなどが計画する延べ床面積約14.7万平方メートルの大型複合施設が誕生する。
景気回復の追い風で、周辺ではその他の再開発計画も多い。
都心ではこのほか、日本橋のコレド室町2・3など大規模ビルが相次ぎ完成。
三井不動産によるとコレド室町2・3が入るビルのオフィス部分はほぼ満室で、周辺で管理するビルもほとんど空きがない状態だという。
路線価の上昇率が最も大きかったのは新宿区新宿3丁目の「新宿通り」で9.8%。
13年3月に始まった東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転の効果とみられる。
新宿三丁目駅に直結する伊勢丹新宿本店の担当者は「13年度の来店客数は前年比約5%増。特に(東急線沿線の)神奈川県や東京の城南地区の顧客が伸びた」と話す。
新宿区ではオフィスの需要も高まる。オフィス仲介の三幸エステート(東京・中央)によると
「新宿西口エリアにある大規模ビルへ(他地域から)事務所を集約する動きがある」という。
東京五輪の開催決定も、不動産市場の活況に一役買っている。選手村や競技場に近い臨海地域ではマンション販売が好調に推移。
5月に開業した湾岸部の中古物件仲介センターでは、1カ月で来客を含めた問い合わせは200件を超えた。
湾岸地域のインフラ整備への期待が高まり、想定以上の好調ぶりを見せる。
東京カンテイ(東京・品川)がまとめた13年の中古マンション価格は、23区で前年比0.5%上昇した。
井出武主任研究員は「湾岸部や都心部で新築、中古ともに動きが良くなっており、今後もこの傾向が続く」とみる。
出典:経済新聞「都内路線価、6年ぶり上昇 新宿や銀座けん引」
路線価(ろせんか)は、、、
市街地的形態を形成する地域の路線(不特定多数が通行する道路)に面する標準的な宅地1m2当たりの土地評価額のこと。
課税価格を計算する基準となるものであり、相続税や贈与税の基となる相続税路線価と、固定資産税や都市計画税・不動産取得税・登録免許税の基となる固定資産税路線価がある。
単に「路線価」と言った場合、相続税路線価を指すことが多い。
出典:Wikipedia
日本一位の銀座では1坪あたり6000万超えとは、恐ろしい金額ですね。
1坪の価格で、郊外であればビルが建てられてしまいそうです。
都心部だけのみならず、東京都は青梅税務署管轄以外はすべて上昇という結果は、景気回復を表しているということなのでしょう。
町田市原町田6丁目パークアベニューターミナルロードであっても対前年変動率4.1%だそうです。
東京の地価はまだ上がると言われているので、東京に転勤されてくる方は思い切って住まいを購入するのも手かもしれませんね。
何年後かにまた違う場所に転勤になった時、物件売却で思わぬ利益が、、、、なんてこともあり得るかもしれません。