過去に23区別駐車場代についての記事を書きましたが、
東京で車を所有するには、相当の金額がかかることがわかりました。
東京でマイカーを維持するのが大変だからなのか、
そもそも公共交通機関が発達していてマイカーを所有していなくとも不便さを感じずらいからなのか、
はたまた、どちらの理由もあってなのか、
都心に行けば行くほど、マイカー所有者は少ないように感じます。
そこで今回は、都道府県別の運転免許保有率ランキングで比べてみました。
本当に必要性を感じていないと運転免許すらとりにいかないのではないか、、、ということです。
以下参照
交通事故総合分析センターの交通統計から運転免許保有者数ランキング。
同統計にある運転免許保有者数を、各都道府県の20歳以上人口で割って比較している。
運転免許が取得できるのは18歳以上なので、本来なら18歳以上人口で割るべきだが、
総務省の人口推計には5歳きざみのデータしか掲載されていなかったので20歳以上人口で割っている。
全国の運転免許保有者数は8101万人で、20歳以上100人あたり77.06人が保有している計算になる。
つまり免許保有率は77.06%。最も保有率が高いのは群馬県で85.83人(85.83%)。
以下、山梨県、長野県、栃木県と東京周辺部が上位を占めている。
一方、保有者数が最も少ないのは東京都で67.08%。次いで大阪府が69.33%。
都市部が上位を占めている中、北海道でも保有率が低い(73.44%)。
広大な面積の北海道は車社会と思われがちだが、人口集中度も高いことから、
人々は中心部にまとまって住む傾向が強く、車の需要が低いと言えそうだ。
分布図を見ると、東京を中心に、ドーナツ状に免許保有者が多い地域がつながっている。
都市と地方では都市に免許保有者が少ない。
相関データでは自動車登録台数や自動車普及率(2台以上)と正の相関が高く、人口集中度や鉄道旅客輸送量と負の相関が高い。
人口が分散し、鉄道など公共交通機関が発達しておらず、
車が主な移動手段になっている地域に免許保有者が多いことがデータでも裏付けられている。
意外だったのは北海道の保有率。しかし解説を読んで納得しました。
北海道が小さい国のように、中心部に人口が集中しているとゆうことなんですね。
雪国で、車の運転やメンテナンスに注意が必要となると、可能であれば公共交通機関でなるべく動きたいですよね。
東京は堂々の最下位。
東京に住んでいる方はさほど車の運転を必要としていないようです。
大阪や神奈川など、都心部にいくにつれて運転免許の必要性は薄れているようです。
現に、東京の都心部は至る所に駅やバス停があるので、
駅徒歩20分以上の物件を探す方が難しいです。
今回のランキングや過去の駐車場ランキングだけをみると、
地方から都心部に転勤で引っ越してくる場合は、思いっ気ってマイカーとお別れするというのも悪くない気がします。
駐車場代がなくなった分で、
駅チカ物件や更に職場に近い物件等、今より条件のいいお部屋を探してみるというのも手かもしれません。