【東京に引っ越すと寿命が縮まる?!】
世界からみた日本人は真面目で勤勉。
悪く言えば働きすぎだといわれています。
その中でも東京は、せかせかしている上に労働時間が長く、過労で倒れるのでは、、、と心配されてる方もいるようです。
労働の問題だけでなく、環境の面でも、自然が少なかったり、人が集中している分排気ガス等も多く空気が汚れているイメージを持たれてる方も多いようです。
東京に転勤になることで体調を崩したり、寿命が縮まるのではないか、、、と心身共に健康面で不安を抱えている方も多いようです。
そこで今回は都道府県別にみた平均寿命を比べてみました。
東京の緑の多さについてはこちらの記事をどうぞ
平均寿命(へいきんじゅみょう)とは、、、
個体群(必ずしも生物個体とは限らない)の各個体の寿命の平均である。
この場合の寿命とはいわゆる「天寿」ではなく、死因にかかわらず生まれてから死ぬまでの時間である。
出典:Wkipedia
2013年、厚生労働省の発表によると、日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性86.35歳です。
前回の調査では日本人の平均寿命は、男性78.79歳、女性85.75歳ですから平均寿命が延びたことになります。
また、男女の平均寿命の差では、男性よりも女性の方が6.76歳長生きする結果となりました。
都道府県別では、日本一長生きの県は男女ともに長野県で、男性80.88歳、女性87.18歳です。長野県はまさしく長寿の県といえますね。
男性の順位は、2位が滋賀県の80.58歳、3位が福井県の80.47歳となります。
女性の順位は2位が島根県の87.07歳、3位が沖縄県の87.02歳となります。
また、平均寿命の短い県は男女ともに青森県で、男性が77.28歳、女性が85.34歳でした。
青森県は男女の平均寿命の差が8.06歳で、全国で最も大きい差となります。
男性の平均寿命ランキングの下位は東北が占めています。
やはり気温の低さは寿命に大きく影響するということなのではないでしょうか。
しかし、そうなると1位の長野県は何故なんでしょうか。
調べてみたところ、、、
平均寿命トップになった理由に日本人の"死因"の変化したことが関係しているようです。
40年ほど前の日本の死因のトップは脳卒中でした。
長野も脳卒中の死亡率がとても高く、
平均寿命もそれまで5位以内だった男性が9位に、女性は26位に落ちました。
脳卒中の原因のひとつに塩分の取りすぎが挙げられるのですが、
長野はまさにそれで、海がなく、冬は寒さが厳しい土地なので、漬物など塩を
使った保存食が定着しているからということのようです。
しかし、1988年代から全国的に死因が脳卒中からがんにシフトしていきました。
長野のがんの死亡率は以前から低く今は全国最低クラス。
全国でがんの死亡が増えたことによって、結果的にがんが少ない長野の平均寿命が上位に上がったともいえます。
長野は肥満と喫煙者の割合が全国的に見ても低くて、
野菜を食べる量が全国一と、がんになりにくい生活を送ってることが平均寿命1位を維持できている所以のようです。
そして注目の東京は、男性14位79.82歳、女性22位86.39歳となります。
思っていたよりも上位であったのではないでしょうか。
東京暮らしと聞くと不健康なイメージをもたれる方も多くいらっしゃいますが、
実際の所はそんなことはないようです。
東京に転勤されてくる方の中には、今お住まいになっている都道府県よりも東京の方が上位だったりするんじゃないでしょうか。
東京では最先端の医療サービスを受けることもできると点も、下位にならない理由の一つではないでしょうか。
そういった意味で言えば、万が一病気や怪我になっても最新医療を受けやすいため、東京転勤は安心とも言えるかもしれませんね。
出典:教えて!全国ランキング 2014 ~都道府県ランキング 日本の統計~