2014年8月アーカイブ

葛西-01.jpg

地元の人が語る「街」の魅力。
昔から住み、誰よりも地元の良いところ、悪いところをご存じの方に、街の紹介をいただきます。
第一回目は、葛西に住む、小島町二丁目団地店舗会の販促部部長である神田泰宏さんより寄稿いただいた記事です。


葛西01-01.jpg

 写真7.JPG

東京都の東端に位置するゆえに東京23区ながら

千葉県に所在すると間違われる事も多い江戸川区。

 

葛西とは、そんな江戸川区の南にある地域の名前です。

 

葛西という住所はなく、東葛西、西葛西、南葛西、北葛西、中葛西の5つに分けられています。

 

○葛西から都心への電車アクセス

東京メトロ東西線 葛西駅

日本橋  15分 / 大手町  16分

銀座   18分 / 東京    19分

新橋   20分 / 九段下  22分

※掲載の所要時間は日中平常時
※乗り継ぎ・待ち合わせ、途中停車時間は含まれません
※時間帯により所要時間は異なります
※2014年8月調べ

 

○葛西の賃料相場

ワンルーム 5.76万円

2DK    8.53万円

3DK      10.40万円

 

"東京23区のワンルーム家賃相場"


葛西02-01.jpg 

写真8.JPG 写真10.JPG

この地域は、元々は海苔採取が盛んな漁村だったそうです。

 

葛西より南に位置する清新町・臨海町は埋立地で、それ以前は東京湾に面していました。

海苔採取が1962年に漁業が終了されるまで「葛西海苔」は海苔のブランドとして有名だったそうです。それを裏付けるように、現在の中葛西には明治2年創業の「白子のり」の本社があります。

 

1969年に営団地下鉄東西線(当時)の葛西駅ができると、都心に非常に近い住宅地として発展。

1979年には西葛西駅も開業し、さらに発展していきました。


葛西03-01.jpg

写真11.JPG 写真12.JPG

 

江戸川区は福祉が充実しているため、子育て世代に人気があります。

同じ理由からお年寄りも多いのですが、若い方々の流入が多く23区で1番若い区となっています。

 

葛西地域はその成り立ちから、駅が出来た後に多くの住居建造物ができました。

今も、次々と新しい居住物件が増えており、その傾向は続いているようです。

 

また、テレビなどでも取り上げられることが多いのが「インド人の多い町」としての葛西地域です。

 

実際には、江戸川区では韓国・朝鮮・中国・フィリピンの方に次ぐ、

第4位の人数なのですが、日本のインド人の約10%の方が江戸川区在住とのこと。

 

実は、1970年代に紅茶商として西葛西に店を構えたチャンドラニさんを頼って日本にやってくる主にIT技術者の方が多いそうです。

そういったこともあり葛西地域にはインドの方々がとても多いという印象があります。

 

彼らの多くは家族と共に来日するものの数年で帰国してしまうため長期に居住している方は少なく、いわゆる「インド人街」というものは形成されていません。

 

しかしながら最近では、

地域活動にも参加していらっしゃるようで、

インドの方も地元自治会のお祭りに参加したり、

盆踊りの際にはインド民謡がかかったりするところもあるようです。

 

また本場インドのカレーを食べられるお店が何件もあり、

インド食材のお店もあったりしますので、インドの雰囲気を充分に味わうことができるのは魅力的です。

 


 葛西04-01.jpg

写真1.jpg

 

江戸川区は公園が本当に多いです。区民1人当たりの公園面積が23区で第1位になっています。

葛西にもたくさんの公園があります。

 

「ペンギンやサルなどもいる本格的なのに入園無料の動物園」のある行船公園

「ナイター設備完備の本格的な野球場」もある虹の広場

「ボートに乗って、BBQもできる」左近川公園

「アスレチックで遊んだ後は、園内シャトルバスに乗って、ポニーに乗馬もできる」フラワガーデン

そして、何と言っても

「マグロが回遊する水族館に日本一大きな観覧車。日本の渚百選にも選ばれた」葛西臨海公園

 

 


葛西05-01.jpg

 

・スタバがない

写真2.jpg 

都道府県で唯一スターバックスが出店していなかった鳥取県。

知事が「スタバはなくても砂場(スナバ)がある」とコメントするくらい話題になっていましたが、来年6月にも、とうとうスターバックスが出店されるそうです。良かったね~とほのぼのしている場合じゃないんです。

 実は東京23区にスタバの出店がない区が2つあります。それが江戸川区と荒川区です。

 ・・・理由は不明です。

 

・自転車には、しっかり鍵を!

写真3.jpg 

江戸川区はとにかく自転車の盗難が多いです。なんと都内ワースト2位。

そのうち無施錠が6割。自宅の駐輪場であっても決して無施錠のまま放置してはいけません。

自転車の鍵はツーロックで!

 

他にも「西葛西駅前のムクドリが大群過ぎる」など場所によっていろいろありますが、

最近はコンビニのコーヒーも美味しいですし、あとは自転車のカギさえ忘れなければ

とても住みやすい町なのではないかと思います。

 


葛西06-01.jpg

 

・妙見島という島がある

写真4.jpg

江戸川区と浦安市の境「旧江戸川」の中洲。東京23区唯一の自然島です。

 

・商売繁盛エドレンジャーというご当地ヒーローがいる(江戸川区)

写真5.jpgのサムネイル画像

 江戸川区商店街連合会が主催するご当地ヒーロー。葛西の専門学校の協力で主に区内商店街の

イベントに登場します。ちなみに悪の組織は「シャター軍団」。

 

・EDOistというご当地アイドルがいる。

葛西06.jpg

 江戸川幕府という地域振興組織(一人とのうわさもある)がプロデュースするご当地アイドル

 2014年8月現在は、メンバーが1人となっており「ひとりEDOist」「EDOist零式」などと

 名乗っている。同年12月14日に新生EDOistをお披露目予定。メンバーは随時募集中です。

 

・メジャーリーガー 松坂大輔選手の出身地である

 お会いしたこともお見かけしたこともありませんが・・・

 


葛西07-01.jpg

葛西写真13.JPG 葛西写真14.JPG

いろいろと好き勝手に書いてきましたが、23区でこんなに自然・公園があり

それでいて東京メトロ東西線で大手町まで約15分の好立地。

都心へのアクセスに優れるわりには、23区内では家賃が安い傾向がありますので

特に「子育て世代の方」や「都心に通勤する方で、住環境は少し都会の喧騒から離れたのんびりした場所が好きという方」にはとてもオススメです。

古くて新しい街「葛西」。是非一度お住まいになってみてはいかがでしょうか。

 

【寄稿者のご紹介】
小島町二丁目団地ショッピングセンターlogo.jpg

 

 

江戸川区西葛西 小島町二丁目団地店舗会
販促部 部長

神田泰宏

小島町二丁目団地店舗会http://www.kojima2.com/
江戸川幕府http://www.edogawa-bakufu.com/
EDOist特設ページhttp://pr.enjoytokyo.jp/edoist/

 

 

 

葛西の物件をお探しの方はこちら

酒豪-01.jpg

転勤が決まると、

元々いた勤務地での送別会や、個別で親しかった人との飲み会、
更に転勤先では歓迎会など、お酒を飲む機会が増える方が多いようです。

感謝の気持ちはありつつも、お酒の弱い方には厳しい側面もある「飲み会」。

お酒に強い人、弱い人、には地域差があるのか調べてみました。

今回は"全国酒豪と下戸マップ"です。


酒豪と下戸.jpg

酒豪と下戸2.jpg


筑波大学の原田教授が、北海道から沖縄まで五千名以上の日本人を対象に、遺伝子を調査した結果です。

○東北には酒豪が多い!?


最も酒豪が多かったのは秋田(76.7%)で、次いで岩手、鹿児島、
福島、埼玉の順で多かった。逆に最も酒豪が少なかったのは三重(39.7%)で、次いで愛知、石川、岐阜、和歌山の順で少なかったという。

東京は19位で60%。
10人の飲み会なら、6人はお酒に強いかまあまあ強い。
残りの4人がお酒に弱いといった具合ですね。

九州や沖縄、そして北海道や東北の人たちは、酒に強いと言われていましたが、やはりそのとおりで、酒豪の遺伝子を持つ人の割合が多いことがわかりました。


○下戸の先祖はモンゴル人!?


もともと、人類は誰もがお酒を飲めたのですが、今から、二万~三万年前のモンゴル高原で突然変異が起こったといわれています。

お酒を飲むと、アルコールが、いったん悪酔いの成分であるアセトアルデヒトに変わりますが、
それを分解できない人がひとり生まれたのです。

その人の遺伝子がD型といわれるのものです。

だから、酒を飲めない、下戸だという人が持つ人の祖先をはるか昔にたどると、
モンゴル平原で生まれたたったひとりの人に行き着きます。

欧米の人やアフリカの人では、このD型遺伝子を持つ人はまずいません。

しかし、その突然変異の遺伝子は、黄色人種、特に東アジアに広がっていきます。
D型遺伝子を持つ人は、日本で46.3%%、中国で41%、韓国では28.4%ですから、中国や韓国よりも、日本の方が血を引き継いだ人が多いのです。
日本にD型の遺伝子を持ち込んだのは大陸から移り住んできた渡来人です。


たった一人のモンゴル人から始まったお酒の弱い遺伝子が、
こんなにも日本に広がっているとは驚きです。


○勤務地で違う飲み会


東京に転勤されてくる方は、
今の勤務地と東京のランキングの違いで、
飲み会の激しさが変わってくるかもしれません。

東京よりも「お酒の飲めない方が多い県」から転勤されてくる方は、
ウコンを持参するのも良いかもしれませんね。

居酒屋が近くにある住まいをお探しの方はこちら


参考
日本経済新聞"酒豪"どこに多い? 「全国酒豪マップ」の謎
「全国酒豪マップ」 

図書館-01.jpg

残暑厳しい今日この頃ですが、
気づいたらあと数日で8月も終えようとしております。

あっとゆう間に秋がきて涼しくなってしまいますね。

そして秋といえば転勤シーズンでもあります。
異動のお達しがでるのでは、、、とドキドキされている方も少なくないのではないでしょうか。

転勤の秋、ではなく、読書の秋だ、という読書好きな方向けに、
今回は"23区別図書館の数を比べてみました。


23区図書館数.jpg

純粋に図書館の数だけで比較すると、面積の大きい区が多くなる為、
「図書館数/区の面積」で算出しております。


皆が最寄の図書館を利用するとして、各図書館がどれくらいのエリアをカバーしているか。大雑把ですが、この数字が小さいほど最寄図書館への距離が近いと言えます。


1位文京区、2位台東区、3位北区。
21位世田谷区、22位大田区、23位江戸川区。

○8分歩けば1つ図書館が


1位文京区の『1.03平方km/館』という数字は、1館のカバーエリアが半径570mということです。
徒歩が時速4kmとして考えて、徒歩8.58分以内に図書館が1つあるという計算。

23位となってしまった江戸川区ですら、『4.16平方km/館』は1館のカバーエリアが半径1.15km。
計算上、徒歩17.25分以内に図書館が1つあることになります。最下位の密度の区でも計算上は20分かかりません。

この計算で使った面積は、皇居や羽田空港の面積も含まれています。
そういったもののを除いたら、もっと恵まれているという結果になるはずです。


○文京区は勉強する環境が整っている?!

過去の記事で取り上げた私立中学校の数ランキングで文京区は2位でした。
1位は世田谷区だったのですが、世田谷区は面積が広いため、1位になるのも当然なところがあります。

そういった意味で言えば、文京区に住めば学校も図書館も生活同線の中に組み込みやすく、お勉強好きな子供に育ってくれる可能性が上がるかもしれませんね。

3位の北区も、私立の中学校数ランキングで5位と上位です。

図書館や学校へのアクセスだけでみると、このあたりのエリアは勉強する環境が整っているといえるのではないでしょうか。


○東京への転勤は読書が捗る?


今回は均等割りで計算していますが、実際は均等に図書館が配置されているわけではありません。
川などに阻まれて、直線距離は近いのに迂回しないといけないところもあるでしょう。

利用する方としても、実生活に即して考えると、自宅からの単純な直線距離より、
最寄り駅に近いなど生活動線上に近いほうが利用しやすかったりしますしね。

東京都23区で計算すると、
 面積 617.18平方キロ / 図書館数 262 = 2.36平方km/館
1館のカバーエリアが半径866mで、徒歩12.99分以内に図書館が1つあることになりました。

東京都には369図書館が存在し、都道府県別図書館数でも断トツの1位です。、
(ちなみに埼玉県は2位ですが、147図書館。)

面積の小さい東京都に他県よりも2倍以上多い図書館があると分かれば、
どんなに図書館から遠い場所よりも徒歩20分圏内という話も頷けます。

東京への転勤は、読書家の方には朗報かもしれません。

秋に東京に転勤されてくる方は、図書館を生活同線にいれて、充実した"読書の秋"を過ごすというのもいいかもしれませんね。

充実した読書の秋を過ごしたい東京転勤者はこちら




参考
図書館数・密度ランキング―東京図書館制覇!
http://www10.atwiki.jp/etcranking/pages/129.html

絆創膏-01.jpg

日本各地を転勤されている方は、
その土地土地での方言や呼称に驚くことも少なくないのではないでしょうか。

有名なところでいうと、

「マクドナルド」の略称が
関東では"マック"、関西では"マクド"。

ゴミを捨てることを
関東では"捨てる"、関西では"掘る"。


局地的な話でいうと、

中部・近畿ではコーヒーに入れるミルクを「フレッシュ」。

鹿児島では黒板消しを「ラーフル」。


地元の人は当たり前に使っているため、
その言葉を標準語だと思っていることも多いようです。

東京に転勤してきて、普段の会話で使った言葉が通じてない!?なんてこともあるかもしれません。

地方によって呼称の違うものの中から、
今回は全国"絆創膏"の呼称分布図で比べてみました。


全国ばんそうこう呼称分布図.jpg

ばんそうこうは、各地で「バンドエイド」「カットバン」「サビオ」など商標名で呼ばれていることが多く、
どう呼ぶかで出身地が推測できる。

 東京女子大の篠崎晃一教授(社会言語学)は、
呼び方の地域的なバリエーションを「方言」ととらえ、約10年前に全国調査した。

どの地域でも一般名称である「ばんそうこう」のほかに、複数の呼び方が存在している。
篠崎教授の調査を参考に、その都道府県で一番ポピュラーと思われる呼び名の分布をまとめたのが上記の図だ。

 広く浸透しているのは、現在43%の市場シェアを誇るジョンソン・エンド・ジョンソンの「バンドエイド」だ。
篠崎教授の調査時点で、全国でテレビCMをしていたのは「バンドエイド」だけだった。

日本上陸は59(昭和34)年。メディアの影響力も後押しして、最も有名なブランドになったといえる。
 

 「リバテープ」は60(同35)年に星子旭光堂(現リバテープ製薬)が発売。
創業のルーツが西南戦争という、熊本県のしにせメーカーだ。
「熊本での認知度はほぼ100%。九州の人なら一度は聞いたことがあるはず」。

九州では、ほかに「カットバン」の知名度も高い。

命名の由来は「ばんそうこうをカットしたもの」だから。
佐賀県に本社のある祐徳薬品工業の商品だ。


北海道での呼び名「サビオ」は、もともとスウェーデンの有名メーカーの商品。

日本では63(同38)年からニチバン、75(同50)年以降はライオンがライセンス契約を結び、販売していた。
「20年ほど前は、北海道でシェア1位だった」(ライオン広報部)が、02(平成14)年に製造が中止されている。
商品は消えたのに、商標名が一般名詞として使われ続ける珍しい例だ。
 
篠崎教授は「現代になって新しくできたものの場合、ホチキス、サランラップ、宅急便などのように、
特定のブランド名が一般名称のように定着する例はある。ばんそうこうは、複数の商標名が定着しているうえ、
地域的な特徴も大きい」。かなりユニークな存在といえそうだ。



絆創膏にこんなにも多くの呼称があるとは驚きでした。


「リバテープもってる?」、「サビオ頂戴」と言われても、
絶対、絆創膏を差し出してあげることはできなかったなと思います。

東京に転勤してきて絆創膏が必要な方はえ、
「バンドエイド下さい。」と言うようにしてくださいね。

バンドエイド地域の住まいをお探しの方はこちら

参考文献
呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう なんて呼ぶ?」
NEAVER関東人と関西人のちがい

米国籍-01.jpg

小学校に英語の勉強が導入される等、
グローバルな人材育成に力を入れ始めた日本。

先進国であるにも関わらず英語力は極めて低いといわれています。

他のアジア諸国との経済競争の中で、今後一層英語力は必要になってくると言えます。

こうした背景から、再び英会話や英語の参考書の売上が伸びているそうです。

英語を上達させる上で一番いいとされているのは、
日常的に生活の中で英語を使うことだそうです。

日常的に英語を使う

周囲に英語を使う人が住んでいれば英語が上達する!?


ということで、今回は東京23区で米国人居住者数ランキングをとりあげます。

23区米国籍居住者ランキング.jpg

1位港区(3,342人)、2位世田谷区(1,283人)、3位渋谷区(1,270人)。
21位荒川区(132人)、22位葛飾区(128人)、23墨田区(119人)。

港区がダントツの1位。

2位の世田谷区に2倍以上の差をつけています。

港区にある六本木には外国の方が多く、まるで異国のような時があります。

実際に住んでる方がこんなにも多いのなら、納得です。

では何故こんなにも港区に米国出身の方が多いのでしょう。

それは歴史的な背景が関係していたようです。

江戸時代、大名屋敷が並んでいた六本木周辺は、明治維新後その広大な敷地を利用して軍隊の施設がたくさん作られていきました。

大正時代には、現在のミッドタウンには歩兵第一連隊、現在の国立新美術館には歩兵第三連隊が駐屯していました。

太平洋戦争での敗戦を経て、日本にアメリカ軍が進駐してきた際、
東京の都心にある陸軍の施設は軒並み米軍に接収されました。

もちろん、歩兵第一連隊や歩兵第三連隊の敷地もすべて接収され米軍の施設となりました。


当時の地図を見てみると、歩兵第一連隊・歩兵第三連隊の跡地は両方共「ハーディバラックス(米軍の宿舎)」となっています。
さらに、赤坂よりの、元々三井家(三井財閥)の屋敷だった場所には米国大使館員宿舎も完成します。


戦後しばらくしてから、米軍に接収された施設は日本に返還され防衛庁などとして使われましたが、一部ヘリポートなど米軍の施設も残りました。

その頃、六本木交差点周辺には、それらの外国人をターゲットにした店などが出来始め、いつしか六本木は「外国人の多い町」となっていきました。


そして1964年、地下鉄日比谷線が開通し、
広尾など各国大使館の多い地区から電車で来られるようになったため、さらに外国人が集うようになった。というわけです。


いまだに六本木トンネルの真上が米軍のヘリポートとなっています

以上、六本木に外国人が多いのは
「江戸時代に長州藩の下屋敷→日本陸軍の施設→米軍の接収→地下鉄の完成→さらに外国人が増える」という流れがあったためなのです。

六本木に米国出身の方が多いのは明治の頃からの話であったとは、歴史の長い話ですね。

外国籍の方向けの商業施設が出来ていったことから、
六本木を中心に今だ外国籍の方の人口が多いのでしょう。

これなら港区で生活していれば、
日常生活の様々な場面で英語と触れ合うことができるのではないでしょうか。

2位は世田谷区。

米外国籍の方が多いという資料がないのが世田谷区です。


世田谷区は面積が広く、世帯数が多いため、全体の母数が多いということ、

富裕層が多く住む都会の住宅街ということなどから、

海外からの富裕層が好んで住んでいる可能性が考えられます。

3位は渋谷区。

渋谷区に居住する外国籍の方は8,880人中、米国籍の方が 1,270人と
上位3区の中で、米国籍の割合が一番多いのが特徴です。

渋谷区に住む外国籍の中でも米国籍が多いのには、
なによりも大使館が多くある『広尾』の存在が1番の理由であると考えられます。

広尾駅周辺にある外苑西通りは、渋谷区と港区の境界となっており、
1位の港区と隣接しているというところも、米国人の多い理由でしょう。

米国籍以外の外国籍の方を含めると


ここまで米国籍の居住者数の上位3区についてとりあげましたが、
実は外国籍の方の総数が一番多いのは、ダントツで新宿区です。

また、豊島区や足立区も、総数でいうと今回の上位3区よりも多くなっています。

今回は英語という観点でわかりやすく米国籍の方を取り上げましたが、
異国の雰囲気を日本にいながらにして少しでも感じたい方には、新宿区豊島区足立区もいいかもしれません。


いくら参考書や英語教室で英語を勉強しインプットしても、
日本の生活の中で英語をアウトプットする機会はなかなか多くはないですよね。

日本でも英語圏の人が住んでる場所であれば、英語が日常的に使える機会も増えるのではないでしょうか。

英会話教室のお金を家賃に回す?


英語圏の友人や恋人を作るほうが英会話に通うより英語が身につくという話はよく耳にします。

港区や渋谷区等、米国籍の方が多く住んでいる場所は賃料もお高めなのは、え英吾を身近にしたい方には悩みどころかもしれません。しかし英会話教室に通うと思って、家賃設定をあげてお部屋を探すというのも、1つの手かもしれません。

最近では幼少期から英会話スクールにお子さんを通わせているご家庭も珍しくなくなっています。

家族連れの方は、幼少期にお子さんをグローバルな環境に置き、
自然と英語に触れさせられるというのも大きなメリットではないでしょうか。

米国籍の方が多いエリアは、それだけ米国籍の方々が住みやすいように、
町並みやお店等が日本とは思えないような所が多いのも特徴です。

日本にいながらにして異国を感じ、非現実的な生活を送れるというのも魅力ですね。

米国籍の方が多く住む街に住みたい方はこちら




参考
外国人人口トップページ - 東京都の統計
六本木に外国人が多いわけ:らくらくニッポン探訪

車ナンバー-01.jpg

転勤の際、東京に車を持ってお引っ越しされる方が気になることの一つに、ナンバープレートが"何ナンバー"になるかということがあるようです。


そこで今回は東京をナンバープレートで比べてみました。

東京ナンバープレート.jpg

【品川ナンバー】

千代田区、中央区、港区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、
大島支庁管内、三宅支庁管内、八丈支庁管内、小笠原支庁管内

【練馬ナンバー】

 新宿区、文京区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区

【足立ナンバー】

 台東区、江東区、墨田区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区

【世田谷ナンバー】

 世田谷区

【杉並ナンバー】

 杉並区

【多摩ナンバー】

 立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、昭島市、調布市、町田市、
小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、国立市、東大和市、
東久留米市、狛江市、清瀬市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、
西東京市

【八王子ナンバー】

 八王子市、青梅市、日野市、福生市、羽村市、あきる野市、西多摩郡

人気のナンバーは品川?


東京23区品川ナンバーの居住エリア千代田区、中央区、港区、品川区、目黒区、渋谷区は賃料ランキング上位の場所ばかりのため、よく憧れのナンバーとされています。

しかし、大島支庁管内、三宅支庁管内、八丈支庁管内、小笠原支庁管内も品川ナンバーだったと知り、品川ナンバーのイメージが変わったなんて方もいらっしゃいます。


世田谷区も品川ナンバーでしたが、ご当地ナンバーとして世田谷ナンバーが平成26年11月17日から配布開始となります。

そして世田谷ナンバー同様、杉並ナンバーも今年から配布となります。
杉並ナンバーの詳細な配布開始時期は未定のようです。
※平成26年8月18日現在

 

ご当地ナンバーの賛否

狭い範囲で住んでる場所を特定されてしまうといった個人情報の問題で賛否両論があるようです。

杉並区と世田谷区は、比較的賃料も高いエリアなだけに、「ご当地ナンバー」に特別感をもつ方も多いようです。


"折角東京に住むなら○○ナンバーがいい"という希望がある方は、
エリア選定の参考にしてみて下さい。

○○ナンバーのエリアに住みたい方はこちら


参考
東京のナンバープレート
世田谷区「世田谷ナンバーについて
杉並区「区からのお知らせ」

26市家賃相場-01.jpg

東京に転勤されてくるや、初めて東京に住む方の中には、

家賃や家族の住環境を考え、23区外のエリアで考えている方もいらっしゃいます。

前回の記事で、23区外である26市のエリア分類の記事を書きましたが、

今回は、東京26市のワンルーム家賃相場で比べてみました。

東京26市家賃ランキング.jpg

この相場データは情報更新日から3ヶ月以内にアットホームに公開された賃貸物件の平均賃料(管理費などを除く)を算出したデータとなっております。
情報更新日: 2014年8月8日

出典:at home‐東京都東京市部の賃貸相場の住みたい街探し(賃貸相場)

1位:武蔵野市(6.32万円)、2位:三鷹市(5.73万円)、3位:調布市(5.34万円)。

24位:福生市(3.86万円)、25位:羽村市(3.5万円)、26位:青梅市(3.11万円)。


1位は武蔵野市。


武蔵野市は23区外ですが、杉並区と練馬区に隣接し、幻の24区とまで言われています。

武蔵野市内にある駅は中央線の吉祥寺駅と武蔵境駅です。

中央線は新宿や東京まで一本でアクセスできる路線。
また吉祥寺駅は京王井の頭線も通っており、渋谷・下北沢方面へも1本でアクセス可能な駅です。


23区外の中でも都心へのアクセスのしやすさが際立っています。

井の頭公園など大きな公園も近くにあり、自然と触れ合える環境があるのも人気の一つのようです。

吉祥寺駅は23区外にも関わらず、住みたい街ランキングでも常に上位にランクインしていることからも人気の程が伺えます。

2位は三鷹市

三鷹市は武蔵野市と隣接し、23区の世田谷と杉並区とも隣接しています。

三鷹と聞いて思い出す方も多いと思いますが、
三鷹の森ジブリ美術館がある場所です。

ジブリ美術館に隣接する井の頭公園は、武蔵野市と三鷹市の二つの市をまたがっています。

市北端にはJR中央線が走り、三鷹駅を中心に市街地を形成、南側は市で一番大きな商業地区となっています。

神田川沿いに走る京王井の頭線の井の頭公園駅、三鷹台駅は、それぞれ北側を武蔵野市、杉並区と接しています。

また、市東部の下連雀1丁目は吉祥寺駅、
北西部の井口地区は武蔵境駅、
南西部の大沢地区は 西武多摩川線多磨駅が最寄駅です。

三鷹は中央線/総武線(各駅停車)の始発駅であり、座って通勤できるという点も魅力の一つです。当然、終電も遅く、東京駅12時35分発。新宿駅からなら1時まで電車利用で帰れます。

また三鷹市の教育制度には特色があります。

2009年9月、市内のすべての公立小中学校が中学校区を単位として小中一貫校へと移行。これにより、2006年4月に開園した「にしみたか学園」をはじめとする7つの学園が生まれることとなりました。

既存の施設や6・3制区分はそのままとし、9年間の一貫したカリキュラムの実践によって小中学校間の連携を図る、という教育体制をしいています。

このように自治体も行政サービスのレベルは高く、日本経済新聞社が行った「全国優良都市ランキング」では武蔵野市が1位、三鷹市が2位という結果となっています。


3位は調布

過去に書いた東京26市の地図をみてもらえば分かりますが、

賃料ランキングと同じように、
上から武蔵野市、三鷹市、調布市と23区沿いに並んでいます。


調布市には新宿から京王八王子・高尾山口・橋本を結ぶ京王電鉄が走っています 。

市内にある駅はすべて京王電鉄の駅で、

京王線:仙川駅 - つつじヶ丘駅 - 柴崎駅 - 国領駅 - 布田駅 - 調布駅 - 西調布駅 - 飛田給駅
京王相模原線:調布駅 - 京王多摩川駅

都営新宿線 京王線と相互直通運転を行っており、東京を東西に千葉県市川市の本八幡駅まで延びています。

調布駅から新宿だと16分で行けてしまいます。都心に近い立地ながら、深大寺周辺、多摩川や野川周辺に多くの自然が残る街です。

また、調布駅からは羽田・成田空港への直通バスが発着しているため、
飛行機で帰省される方にも便利だといえます。

ゲゲゲの鬼太郎ロードがあるのがここ調布です。

調布は映画産業が盛んで、市としても撮影に積極的に協力しています。
調布に行ったら見たことある光景が幾つもあるかも知れません。

上記3位の賃料は23区並?

上位三位の市は揃って東京23区に隣接している場所でした。

都心に近ければ近い程家賃が高いのは当たり前ですね。
一方で、都心から離れれば安い賃料になるというのもお分かりいただけたと思います。

23区内では駅が多く、駅徒歩10分以上の物件を探すのが難しいエリアも多いのですが、26市では23区に比べ駅が少ないため、駅からの距離がある物件を見つけることができます。駅徒歩10分以上の物件は家賃も下がる傾向にありますので、吉祥寺のような人気の駅でも、低家賃の物件を探しやすいのも魅力の一つです。

23区と隣接している市は、都会っぽさと豊かな自然を併せ持つ場所が多く、自然に囲まれて住みたいという方は、勤務地から考えて無理のないようでしたら候補に入れてもいいかもしれませんね。



東京26市の物件をお探しの方はこちら

<参考・出典>

武蔵野市公式ホームページ
wikipedia-武蔵野市
三鷹市|三鷹市ホームページへようこそ
wikipedia-三鷹市 
調布市のホームページ
wikipedia-調布市



以前、東京23区のエリア分類の記事を書きましたが、

東京の面積の半分は、23区外である26市、5町、8村です。 

賃料や、より緑の多い街を求めて、
23区ではなく、26市をお探しの方も多くいます。

そこで今回は東京26市のエリア分けについてです。

まずは東京全体のエリア分けの整理から。

「行政統計上の地域区分」や、「気象庁の予報区」など様々なエリア分けがありますが、「東京暮らし」では、転勤などで東京へ初めて住む方向けに、通勤のしやすさや賃料相場などをベースにエリア分けを行います。


東京市部の地図-01.jpg

◆多摩北部

  北東部: 狛江、調布、三鷹、武蔵野、
  北南部: 小金井、国分寺、国立、立川、府中、
  北北部: 西東京、東久留米、東村山、東大和、武蔵村山、昭島、清瀬、

◆多摩南部: 稲城、多摩、日野、町田、八王子
  
◆多摩西部: 福生、羽村、青梅、あきる野、瑞穂、日の出、奥多摩、檜原

多摩北東部は23区と隣接し、準23区とも言えます。
都心部へアクセスしやすい割に、静かで住みやすい場所として、
26市内では人気のある地域でもあります。


北南部は23区から距離のあるものの、
新宿へは電車1本でいける地域が多いエリアです。


多摩南部は新宿へも電車1本でアクセスできるエリアですが、
神奈川とも隣接しているため、
横浜や相模原へ通勤される方にも便利なエリアとも言えます。


北北部は、車をお持ちの方でしたら、
埼玉へのアクセスの方が便利な場所とも言えます。


多摩西部は、市だけでなく村や町も含むエリアとなり
東京とは思えない程、自然が豊かに残っています。
よく聞く『奥多摩』はこの当たりエリアを指します。


26市は、23区と比較すると賃料相場もかなり低くなっています。

転勤先の勤務地によっては、23区だけに拘らず26市を
候補のエリアにしてもいいかもしれませんね。



東京26市のお部屋をお探しの方はこちら

このアーカイブについて

このページには、2014年8月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2014年7月です。

次のアーカイブは2014年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。