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英会話をしたい人は、東京のどこに住むべきか

英会話をしたい人は、東京のどこに住むべきか公開日
2014.08.20

米国籍-01.jpg

小学校に英語の勉強が導入される等、
グローバルな人材育成に力を入れ始めた日本。

先進国であるにも関わらず英語力は極めて低いといわれています。

他のアジア諸国との経済競争の中で、今後一層英語力は必要になってくると言えます。

こうした背景から、再び英会話や英語の参考書の売上が伸びているそうです。

英語を上達させる上で一番いいとされているのは、
日常的に生活の中で英語を使うことだそうです。

日常的に英語を使う

周囲に英語を使う人が住んでいれば英語が上達する!?


ということで、今回は東京23区で米国人居住者数ランキングをとりあげます。

23区米国籍居住者ランキング.jpg

1位港区(3,342人)、2位世田谷区(1,283人)、3位渋谷区(1,270人)。
21位荒川区(132人)、22位葛飾区(128人)、23墨田区(119人)。

港区がダントツの1位。

2位の世田谷区に2倍以上の差をつけています。

港区にある六本木には外国の方が多く、まるで異国のような時があります。

実際に住んでる方がこんなにも多いのなら、納得です。

では何故こんなにも港区に米国出身の方が多いのでしょう。

それは歴史的な背景が関係していたようです。

江戸時代、大名屋敷が並んでいた六本木周辺は、明治維新後その広大な敷地を利用して軍隊の施設がたくさん作られていきました。

大正時代には、現在のミッドタウンには歩兵第一連隊、現在の国立新美術館には歩兵第三連隊が駐屯していました。

太平洋戦争での敗戦を経て、日本にアメリカ軍が進駐してきた際、
東京の都心にある陸軍の施設は軒並み米軍に接収されました。

もちろん、歩兵第一連隊や歩兵第三連隊の敷地もすべて接収され米軍の施設となりました。


当時の地図を見てみると、歩兵第一連隊・歩兵第三連隊の跡地は両方共「ハーディバラックス(米軍の宿舎)」となっています。
さらに、赤坂よりの、元々三井家(三井財閥)の屋敷だった場所には米国大使館員宿舎も完成します。


戦後しばらくしてから、米軍に接収された施設は日本に返還され防衛庁などとして使われましたが、一部ヘリポートなど米軍の施設も残りました。

その頃、六本木交差点周辺には、それらの外国人をターゲットにした店などが出来始め、いつしか六本木は「外国人の多い町」となっていきました。


そして1964年、地下鉄日比谷線が開通し、
広尾など各国大使館の多い地区から電車で来られるようになったため、さらに外国人が集うようになった。というわけです。


いまだに六本木トンネルの真上が米軍のヘリポートとなっています

以上、六本木に外国人が多いのは
「江戸時代に長州藩の下屋敷→日本陸軍の施設→米軍の接収→地下鉄の完成→さらに外国人が増える」という流れがあったためなのです。

六本木に米国出身の方が多いのは明治の頃からの話であったとは、歴史の長い話ですね。

外国籍の方向けの商業施設が出来ていったことから、
六本木を中心に今だ外国籍の方の人口が多いのでしょう。

これなら港区で生活していれば、
日常生活の様々な場面で英語と触れ合うことができるのではないでしょうか。

2位は世田谷区。

米外国籍の方が多いという資料がないのが世田谷区です。


世田谷区は面積が広く、世帯数が多いため、全体の母数が多いということ、

富裕層が多く住む都会の住宅街ということなどから、

海外からの富裕層が好んで住んでいる可能性が考えられます。

3位は渋谷区。

渋谷区に居住する外国籍の方は8,880人中、米国籍の方が 1,270人と
上位3区の中で、米国籍の割合が一番多いのが特徴です。

渋谷区に住む外国籍の中でも米国籍が多いのには、
なによりも大使館が多くある『広尾』の存在が1番の理由であると考えられます。

広尾駅周辺にある外苑西通りは、渋谷区と港区の境界となっており、
1位の港区と隣接しているというところも、米国人の多い理由でしょう。

米国籍以外の外国籍の方を含めると


ここまで米国籍の居住者数の上位3区についてとりあげましたが、
実は外国籍の方の総数が一番多いのは、ダントツで新宿区です。

また、豊島区や足立区も、総数でいうと今回の上位3区よりも多くなっています。

今回は英語という観点でわかりやすく米国籍の方を取り上げましたが、
異国の雰囲気を日本にいながらにして少しでも感じたい方には、新宿区豊島区足立区もいいかもしれません。


いくら参考書や英語教室で英語を勉強しインプットしても、
日本の生活の中で英語をアウトプットする機会はなかなか多くはないですよね。

日本でも英語圏の人が住んでる場所であれば、英語が日常的に使える機会も増えるのではないでしょうか。

英会話教室のお金を家賃に回す?


英語圏の友人や恋人を作るほうが英会話に通うより英語が身につくという話はよく耳にします。

港区や渋谷区等、米国籍の方が多く住んでいる場所は賃料もお高めなのは、え英吾を身近にしたい方には悩みどころかもしれません。しかし英会話教室に通うと思って、家賃設定をあげてお部屋を探すというのも、1つの手かもしれません。

最近では幼少期から英会話スクールにお子さんを通わせているご家庭も珍しくなくなっています。

家族連れの方は、幼少期にお子さんをグローバルな環境に置き、
自然と英語に触れさせられるというのも大きなメリットではないでしょうか。

米国籍の方が多いエリアは、それだけ米国籍の方々が住みやすいように、
町並みやお店等が日本とは思えないような所が多いのも特徴です。

日本にいながらにして異国を感じ、非現実的な生活を送れるというのも魅力ですね。

米国籍の方が多く住む街に住みたい方はこちら




参考
外国人人口トップページ - 東京都の統計
六本木に外国人が多いわけ:らくらくニッポン探訪

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